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寒北斗 shi-bi-en(シビエン)
スッキリした軽い飲み口と、キレのある喉越しが持ち味の、辛口純米酒。『shi-bi-en』とは、古代天文学における天球上の一区で、天の北極を中心とした星座のこと。その天区に見立てたラベルには、北斗宮の紋、「七曜紋」を、星模様で配し、その中央に一際煌めく、「北極星」と、「北斗七星」を置く夏の夜空は、「寒北斗」夏の辛口をイメージしています。
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寒北斗 純米大吟醸 吟遊
寒北斗の最高峰。
"静穏と円成の一滴"
上品で優雅な香り、澄んでいて穏やかな味わい、寒北斗の粋を集めた一滴を心ゆくまでご堪能下さい。 -
寒北斗 大吟醸 吟遊
"天明と追憶の一滴"
清々しく爽やかな香り、やさしくて深い味わい、一粒一粒のお米に感謝の念のをこめて丁寧に醸したお酒です。 -
寒北斗 純米吟醸
柔和な香りと口に広がる軽快でなめらかな味わい。流麗な酒です。
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寒北斗 吟醸
穏やかな香りとほんのりとふくよかな味わい。
香りと味のハーモニーが絶妙です。 -
寒北斗 純米
呑口穏やかな清流の如し。優しい香りと飲み飽きしない旨口の酒。当社の定番!
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寒北斗 本醸造
優しく綺麗で凛とした清涼感ある味わい。
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寒北斗 純米生酒
華やかな香りとインパクトのある味わい。この時期しか味わえない酒なので是非お試しあれ。
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寒北斗 クリスタル
柔和な香りを大切にした包容力のある味わいは心温まります。


清澄な水をたたえる二つの井戸
寒北斗酒造は、享保14(1729)年、初代矢野甚五平によって開かれました。
「玉の井」の名称は、清澄な水を湛える井戸の敬称です。
玉の井酒造では、英彦山系の雄蜂・馬見山の湧き水を集める清流、嘉麻川の伏流水を屋敷内の二つの井戸から汲み上げています。
日本酒造りにとって、水は命。その水に恵まれていたことが、玉の井酒造の長い歴史を支えているのです。

飲み飽きない、これぞ福岡の美酒
喜久玉の井の銘柄一本で、昔ながらの日本酒造りを受け継いできた玉の井酒造に、寒北斗が加わったのは昭和60年(1985)年。
地産地消の酒として育ってきた喜久玉の井の流れを踏襲しながら、新しい、福岡らしい味を追求した酒です。
素材も可能な限り地元で栽培された酒米にこだわりを持っています。
飲み飽きない、気品ある味わい。発表以来、変わらない味を守り続けています。

キレと深い味わいを代々継承
どちらかと言うと甘口が多い九州の日本酒の中で、代々すっきりとした飲み口を継承しているのが玉の井の特徴です。
特に、原料米を55%まで磨いて雑味をおさえ、吟醸酵母として全国に名を馳せる熊本生まれ9号酵母を使った寒北斗は、ほのかに熟したリンゴを思わせる香りがします。
これはいわゆる吟醸香と呼ばれるもので、低温長期による吟醸仕込みによって生まれます。
世界にひとつだけ、福岡にしかない香り。伝統を受け継いだ酒には造り手の技と技と心が生きています。

「地元の銘酒」を熱望する声に応えて
日本中が美食ブームに沸く昭和59(1984)年、「福岡の銘酒」を熱望する小売店の提案応える形で、玉の井酒造の新しいものづくりが始まりました。出された条件は、「ほどよい旨味で、九州らしく」のみ。
新しい美味しを求め、辿り着いた結論は、遠くを見るのではなく、地元で古くから愛されてきた地の酒、喜久玉の井の延長線上にある酒。
難産を極めた名称についても、「足下を見つめ直そう」という発想で、地元の北斗宮に着目。神社の快諾を得、すんなり決まりました。

先人の知恵が息づく道具と技
機械化、近代化が進む酒造りの流れの中で、玉の井酒造は昔ながらの伝統技法を守り続けています。
先人の知恵から生まれ、使い込まれた酒造りの道具の数々は、かけがえのない日本文化である酒造りを継承する私たちの誇りです。

寒北斗の名の由来となった神社
酒蔵に続く小高い丘にそびえる北斗宮。緑が鬱蒼と茂り、風格ある佇まいを見せています。
ここは、寒北斗の名の由来となった神社で、およそ千三百年前の天智天皇の時代に、北斗星を信仰する若木連(わかきのむらじ)によって興されました。
黒田長政によって筑前十五社のうち一の宮とされ、延命、長寿、縁結びなどの神様として多くの人々が参拝に訪れています。

城下町の風情が漂う白壁の蔵
福岡県嘉穂町は秋月氏の城下町として栄えた風情ある町です。
かつて、九州平定のため嘉穂町を訪れた秀吉が一夜にして築城、あたかも滝があるように米を流して相手を威圧し、戦わずに秋月種実を降伏させた一夜城の忠実もあります。
白壁土蔵造りの当家には、黒田長政公が御巡幸の際、本陣として宿泊された記録も残っています。
酒蔵は今も生きた歴史を内包しているのです。






